算数・数学フォト

2026.10.01

ツヤツヤ!柿の形の博物館

柿博物館(果樹・薬草研究所)

はるかです。ルーローとゆうなさんと、奈良県の五條市にやってきました。柿がたくさん。見わたすかぎりの柿畑だよ。広いなぁ。柿を収穫している方もいるね!

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令和7年の奈良県の柿の収穫量は、和歌山県に次いで全国2位。そのうちの多くの柿が五條市で収穫されているんだ!

へえええ。そういえば「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の法隆寺って、奈良のお寺だよね。奈良では、昔から柿がよくとれたのかな。

ゆうなさん、その通り! 正岡子規の俳句だね。 子規がその句を詠んだ明治28年(1895年)の10月26日にちなんで、10月26日は「柿の日」になったんだ。

ねえねえ、柿畑の中にすごい建物がある。巨大な柿?!

はるかさん、あれが「柿博物館」だよ。日本には1,000種類以上もの品種があるといわれているんだけど…今の季節は200種類の本物の柿が展示されているよ。柿の歴史や栽培方法もわかるんだ!

えっ、200種類もの柿が展示されているの?!すごい! でもそれよりまず、この建物自体が気になるな。三角形のパネルが組み合わさってる。水戸芸術館のタワーと、似た仕組み?

私もちょうど、熊本県小国町のドームを思い出したところ。
これみたいに、正三角形のパネルを組み合わせているのかな。でも正三角形でできる正多面体って、正四面体、正八面体、正二十面体の3種類だけだよね。柿の形には、ならなさそう……。

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柿の形のドームだもんね。出っ張った部分、地球でいうなら赤道の部分を①とすると、輪切りにした周の長さは②、③と上にいくほど短くなるよね。

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図にしてみようか。①と②、②と③の間に並ぶ三角形の数は、同じだね。でも円周③は、円周①より短い。つまり、△ABCと△EFCは合同じゃないよ。辺EFは、辺ABより短いはず!

ツヤツヤ!柿の形の博物館06

はるかさんもゆうなさんも、考え方がいいね!2つの三角形は合同に見えるけど少し違って、三角形の大きさや辺の長さを調整して柿の形をつくっているんだね! じゃあいよいよ、ドームの中に入ってみようか。内側から見ると、パネルの様子がもっとよくわかるかもしれないよ。

200種類の柿も楽しみだね。甘いのはどれだろう〜?

*柿博物館(果樹・薬草研究所)/奈良県五條市。先人が残した貴重な柿の栽培、利用の歴史と現状を収集、保存するとともに、広く一般に公開することを目的に1994(平成6)年に開設された。

*写真提供:奈良県五條市、奈良県農業総合研究センター

*図版作成:大野寛武

〒637-0105 奈良県五條市西吉野町

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