今週の算数・数学フォト

2024.04.29

見渡すかぎりのネモフィラ畑

国営ひたち海浜公園

うわああ。一面が、ブルーの花、花、花。空も青くて、世界全体がブルーになったみたい。

ゆうなです。はるかさんとルーローと、茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」に来ています。これは本当に、すごい眺め。

四季を通じていろいろな花が楽しめるこの公園の中でも、ここ「みはらしの丘」のネモフィラがいちばん有名なんだ。種まきが始まるのは、11月ごろ。全体の花がきれいに咲きそろうように、日当たりの違いなども考えながら、種をまくエリアの順番を決めていくんだって。芽が出たあとは、この丘の全体をシートですっぽりとおおうんだよ。

大切に大切に、育てられた花なんだね。全部で、いったい何本くらい咲いているのかな?

数えてみちゃう?って、もちろん冗談だよ。数え切れるわけがない。見渡す限りのネモフィラ畑、まず広さはどのくらいなんだろう。そこから調べてみようよ。

うふふ、さすがゆうなさん。この畑は約4.2haの広さがあるんだ。東京ドームが約4.7haだから、それに近い大きさだね。

確かに、面積が分かれば計算できるね。4.2haというのは、ええと、42000m2だ。まず1m2の畑に何本の花が咲いているか、数えてみればいいよ。

でも、ちょっと待って。この辺りを見ただけでも、花がみっちりと生えている場所と、すき間のある場所があるよ。何か所か数えて、1m2あたりの本数の平均値を計算した方がいいんじゃない?

【今週の算数・数学フォト】見渡すかぎりのネモフィラ畑02

いいね。なかなかデリケートな話になってきた。ここのネモフィラのように全部を調べることができない場合には、一部分だけを調べて全体を推測する「標本調査」という方法があるよ。このときに調べる場所は、ランダムに選ぶ必要があるんだ。ランダムというのは「作為がない」、つまり偶然にまかせるということ。

サイコロをふって決めるとか?

まさに!正二十面体に0から9の数字が2回ずつ書かれた「乱数さい」というサイコロがあるんだ。これを2個投げて、出た数字の1つを十の位、もう1つを一の位として番号を決めるのが、「無作為抽出」という方法なんだよ。

【今週の算数・数学フォト】見渡すかぎりのネモフィラ畑03

統計には、いろいろな分析方法があるんだね。全体の様子をより正確にとらえるためだよね。

本当にそうだね。ところではるかさん、ゆうなさん、タネ明かしをしてしまうとね……実は、ここにはおよそ530万本のネモフィラが咲いているらしいんだ。

530万本!42000m2にそれだけ咲いているということは、たった1m2の広さの中にも約126本のネモフィラが生えていることになるね。全体の本数をどんな方法で計算するか、いろいろなやり方で考えてみたいな!

でも、実際に数えると花が傷んじゃうから、考えるだけにしようね。

*国営ひたち海浜公園(みはらしの丘)/茨城県ひたちなか市。四季を通じてさまざまな花が楽しめるが、中でも春に咲く「みはらしの丘」のネモフィラは有名。ネモフィラの花が咲き終わった後には、秋に赤く紅葉するコキア(ホウキグサ)が植えられる。

*写真提供/国営ひたち海浜公園

〒312-0012 茨城県ひたちなか市馬渡

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