今週の算数・数学フォト
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- 川にかかる大きなメガネ
そうたです。ここは長崎市の中島川。向こうに、レトロな風情の橋があるね。ずいぶん古そうに見えるよ。
あれは、「眼鏡橋」。日本でいちばん古い、石でできたアーチ橋だよ。江戸時代の寛永11年(1634年)に作られたんだ。
あっ、ルーロー。もしかして、眼鏡橋って、こういうこと?
あはははは! いいね、そうたさん。その通り! 昔から「メガネ」の名前で親しまれていたらしいよ。正式に「眼鏡橋」と命名されたのは、明治時代なんだって。
それにしても、大きなメガネだね。ぼくのメガネの、何倍くらいになるのかな。まず、橋の大きさが知りたいな。
それは、すぐに調べられるね。ええと、橋の全長は22mだ。レンズに当たる部分の横幅は、川岸に接した橋台から、真ん中に立っている橋脚までの間と考えればいいんじゃないかな。これは、8.2mだって。
ぼくのメガネのレンズの横幅を測ってみるね……うん、54mmだ。何倍になるかな?
まず、眼鏡橋のレンズの8.2mをミリメートルに直すと
\(8.2\)m \(=8200\)mm
これをぼくのメガネのレンズの幅でわると
\(8200 \div 54=151.85…\)
つまり、約152倍だ。
そうたさんのメガネと眼鏡橋が相似だとすると、その相似比は1:152 となるね!
せっかくだから、長さだけじゃなく、レンズの大きさでも比べてみるよ。面積比は相似比の2乗になるから
\(1^2:152^2=1:23104\)
なんと! およそ2万3千倍だ!
巨人のメガネだね。ところで、この近くの石積みの中には、ハートの形の「ハートストーン」が隠れていて、密かに人気なんだって。一緒に思い出を作りたい人と来たときには、探してみるといいかも!
*眼鏡橋/長崎県長崎市。
〒850-0874 長崎県長崎市魚の町
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