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2021.09.27

【ICT教育のイマ】荒川区立第一日暮里小学校直伝!学習者用デジタル教科書活用術 ~入門編~ 第1回 「デジタル教科書の推しポイント」

学習者用デジタル教科書を活用した算数の授業に昨年度から取り組む、東京都荒川区立第一日暮里小学校の先生方に、デジタル教科書の活用の仕方を教えていただきました。


~教えてくださった先生方~


校長 白井一之先生(写真 左)
平成30年文部科学省「デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン検討会議」委員。平成29年度より文部科学省学習者用デジタル教科書の効果・影響に関する実証研究に参画。昨年度より第一日暮里小学校にて検証事業を行っている。

算数少人数担当 瀬間麻衣先生(写真 中)
昨年度より算数少人数担当として赴任。学習者用デジタル教科書の活用は初めてであったが、使えば使うほど便利さも分かり、もはや手離せなくなっている。

5学年担任 葛城貴代先生(写真 右)
昨年度は5 学年の担任。学習者用デジタル教科書の使い方を真っ先にマスターしたのは子どもたちで、活用初期には、子どもたちにも助けてもらいながら授業を行う日々であった。

第1回となる本記事では、第一日暮里小学校の先生方に、デジタル教科書の「ここが便利」という、推しポイントを伺いました。

推しポイント① 紙面の拡大

[ ポップアップ機能 ]
今日の問題、まとめなど、着目させたいところに視線を集めやすいので、子どもたちが学習に集中するようになりました。

[ ピンチアウト ]
グラフのめもりなど、細かい内容も読み取りやすいです。

推しポイント② デジタルコンテンツをワンタッチで起動

これまでは教師が演示していた「円の面積の求め方」のようなシミュレーションも、簡単に起動して子ども自身が手元で操作できるので、理解が深まります。
練習問題コンテンツには「自動正誤判定機能」が付属。即時反応で子どもたちの集中力が続きやすく、教師は、○付けに使っていた時間を子どもへの丁寧な支援などに充てられます。

推しポイント③ 紙面がそのままワークシートに

ビューアの書き込み機能を使えば、教科書紙面やデジタルコンテンツの画面をそのままワークシートとして活用できるので、思考や試行により多くの時間を使えます。

新しい算数5下「平行四辺形の面積の求め方を考えよう」

推しポイント④ 自分の考えを説明しやすい

書き込んだり、消したりが簡単なので、自分の考えを説明しやすく、友だちの考えもよくわかるようです。


いかがでしたか? 第1回となる今回は、デジタル教科書の「ここが便利」という、推しポイントを伺いました。第2回では、デジタル教科書の「よくある疑問・よくあるトラブル」を伺います。
また、本記事の内容は動画でも紹介しています。こちらからアクセスいただいたページ内の「学習者用デジタル教科書活用のポイント」をご覧ください。

>第2回「よくある疑問・よくあるトラブル」


※ 第一日暮里小学校の使用教科書、使用ビューアは以下の通りです。 
教科書:「新しい算数」/東京書籍株式会社 ビューア:「Lentrance」/株式会社Lentrance

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