今日の授業のひと工夫（小中学校）

「新しい算数」3上p.69では、棒グラフの読み取りの学習をします。

ここでは、多い、少ないが視覚的にとらえられるよさを実感するとともに、項目間の比較も行います。項目間の比較においては、これまで繰り返し学習してきている差による比較とともに、倍や分数での比較もぜひ取り扱いたいところです。
例えば、「休み時間にけがをした人数と、始業前・放課後にけがをした人数の差は7人」という比較に加えて、「始業前・放課後にけがをした人数は、休み時間にけがをした人数の \(\dfrac{1}{2}\)」といった比較も適宜取り扱うということです。
このような学習を通して、差による比較と併せて、割合による比較の素地づくりを行うことができます。

なお、本小単元においては、統計的な問題解決の過程を途切れることなく紙面に表すため、練習問題は、小単元末（3上p.74、75）に集約して掲載しています。本時の練習問題△1は、本時の授業内で扱ってもよいですし、第6時（3上p.74、75）にまとめて扱ってもよいでしょう。