今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年⑤】類推して、何十、何百の計算を考えよう!
今回は、「何十、何百の計算」を類推して考える学習場面について、紹介します。
児童は1年②p.104において、\(30+20\) や \(50-20\) の計算は、「10の束で考えると、\(3+2\) や \(5-2\) の計算に帰着させて考えることができる」ことを学習しています。
2上p.60では、始めに既習の \(30+20\) や \(50-20\) を「10の束で考えた」ことを振り返りながら、\(50+70\) や \(120-30\) などの計算も、一位数 \(\pm\) 一位数などの計算に帰着させて計算できることを確認しましょう。
\(50+70\) や \(120-30\) では、繰り上がりや繰り下がりを扱うため、丁寧に扱いたいですね。
次に、\(300+200\) の計算の仕方を考えていきます。
ここでは、\(50+70\) を10の束で考えたときと同じように、「100の束で考える」という見方・考え方が大切です。イラストの100の束を活用しながら、しほさんの吹き出しのように、
「 \(50+70\) と同じように考えると、100の束で考えると、\(3+…\) 。」という考えを児童から引き出せるとよいですね。
そして \(300+200\) の計算と同じように、\(600-200\) の何百 \(-\) 何百の計算を考えて理解を深めていきます。
ここでは、\(300+200\) で考えたときと同じように考えて、計算の仕方を説明できるとよいでしょう。「何の束で考えたのか」と「どんな計算に帰着したか」をしっかりおさえ、類推して考えたことを既習と統合的におさえておきたいですね。
本時のように、新しい学習に出会ったときでも、既習を活用しながら解決する力を育成していくことが大切です。低学年からも少しずつ、学びのつながりを意識させながら、学習を進めていきましょう。
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