今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【5年⑤】除数の大きさと商の大きさの関係
5上p.59では、純小数でわると商は被除数よりも大きくなることを学習します。児童の中には、「われば小さくなる」という素朴な考えをもっている子もいるため、「わり算の商がわられる数より大きくなる」ことをとらえにくい児童もいる場合があります。
そこで、5上p.59❶のような数直線上に数量の関係を位置づけて考えることによって、除数の大きさと商の大きさの関係をとらえさせるとよいでしょう。数直線を使うことで、除数が1より小さい場合は被除数より右側に商があることを視覚的にとらえることができます。このような活動を通して、商が被除数よりも大きくなる場合があることに気づかせたいですね。
なお、教科書p.59には、数直線の図に表す方法を示した上で、式と答えを入力かつ答え合わせまでできるシミュレーションをご用意しています。実態に応じて適宜活用するとよいでしょう。
また、ここでは、除数が0.8の場合しか扱っていませんが、0.8以外の純小数で計算させて、商が被除数の240より大きいことを確認させ、理解を深めたいですね。合わせて、被除数についても、240以外でもこのことが成り立つことを確認することも大切です。
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