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今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年4章】三角形の合同条件について
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2年4章p.115問2では、合同な三角形の組を見つけ、記号\(\equiv\)を使って表します。このとき、合同な三角形の組は、対応する頂点の順序をそろえて示すことを、確認します。対応する頂点の順序をそろえることで、対応する辺や角を読みとりやすくなりますね。
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(3)では、辺ADが共通であることを利用して△ADB\(\equiv\)△ADCを確認しますが、共通という概念は生徒になじみにくい面があるので、ていねいに説明するようにしたいですね。
また、合同な三角形を見つける際に「どのように三角形を移動させると重なるか」と問うことは、対応する頂点を確認する意味でも、また図形の動的な見方を育てていく意味でも大切にしたいところです。指導のなかで意識して問いかけていきたいですね。
問2は、次ページからの三角形の合同条件を使った証明をする基礎になる問題です。証明の記述につなげていくことを意識して、口頭でのやりとりも織り交ぜていきたいところです。例えば、「どの三角形とどの三角形が合同か」「合同条件は何か」「等しい辺や角はどれとどれか」などを問いかけ、生徒に考えさせ、口頭で発表させるとよいですね。口頭で十分にこの筋道に慣れさせておくことは、抵抗感なく証明の記述の指導につなげるうえで有効です。
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