今日の授業のひと工夫

中学校

2024.02.07

【1年7章】
現在のチームを分析しよう

「新しい数学」1年7章1節の「現在のチームを分析しよう」では、節全体を通して、ヒストグラムや相対度数などの知識・技能を学ぶとともに、目的に応じてデータを収集し、そのデータの分布の傾向を読みとり、批判的に考察し判断する構成となっています。

p.222、223では、最近は思うような結果を残せていないサッカーチームの一員になったつもりになり、1500m走のデータに着目して現在のチーム状況を分析する方法を考えます。

ひと工夫 1年7章 現在のチームの分析をしよう 02
▲新しい数学1 p.222

p.224からの学習では、1500m走の記録についてヒストグラムや相対度数などの知識・技能を学びながら、データを分析するための方法を学習します。階級、階級の幅、度数、度数分布表、柱状グラフ、代表値は小学校で学習をしている内容ですが、適宜それらの意味を確認しながら学習を進めたいですね。そして、p.231では、これまで学習してきたグラフを用いた分布の視覚化と、数値による要約化を根拠とした結論を出します。結論を導いた後には、「ほかの種目でも同じことがいえるかな」と、違う観点での分析を促す吹き出しを用意しています。

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▲新しい数学1 p.231

Dマークコンテンツには、1500m走のデータだけでなく、50m走や20mシャトルランのデータを収載し、そのデータからヒストグラムを作ったり代表値を求めたりすることができるコンテンツを用意しています。ぜひ、ご活用ください。

ひと工夫 1年7章 現在のチームの分析をしよう 01
▲Dマークコンテンツを利用して、50m走の記録を比較しています。

このように、節を通して、統計的問題解決のプロセスであるPPDACサイクルを意識しています。PPDACサイクルについては、p.233、234の「どちらの並び方がよいかな?」でも経験できるようにしています。さらに、巻末のp.250でPPDACサイクルを紹介していますので、ぜひ、御覧ください。

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▲新しい数学1 p.250

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