教科書・教材のひと工夫(高校)
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- 共通テストにも活きる!教科書での「別解」
「授業では,ひとつの問題についてさまざまな解法を考えさせたり,紹介したりすることもある」というお話をよく伺います。このような別解を考える活動の重要性は,大学入学共通テストの出題傾向にも表れています。
令和8年度の大学入学共通テスト「数学ⅡBC」の第4問(数列)では,一般項が \((2n+1) \cdot 2^n\) で表される数列 \(\{ d_n \}\) の和 \(S_n\) を求める問題が出題されました。
この問題に対する教科書などでの標準的な解法は
の辺々の差をとって求めるというものですが,共通テストでは「数列 \(\{ d_n \}\) の階差数列を見つけることでその和を求める」考え方で解く出題でした。
この考え方は,\(\displaystyle \sum_{k=1}^{n} k^2\) などの累乗の和や,\(\displaystyle \sum_{k=1}^{n} \cfrac{1}{k(k+1)}\) など分数列の和を求めるときにも用いるものです。
『改訂版 数学B Standard』では,さらに次のような数列の和についても,別解としてこの考え方を用いる「Think」を設けています。
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さらに,『改訂版 数学B Advanced』においても,「探究」としてこの考え方を取り上げ,本文での方法と異なる方法で,数列の和を求める場面を設けています。
このように改訂版のAdvancedシリーズやStandardシリーズでは,授業の自然な延長で,様々な解法や考え方に触れることができる工夫を盛り込んでいます。こうした工夫が,大学入学共通テストの対策だけでなく,問題に対する多様な見方・考え方を培う一助になれば幸いです。
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