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小学校
2024.04.01
【#4】QRコンテンツ「オープニングムービー」開発秘話 その② ~5年下p.26「単位量あたりの大きさ」~
第4回の配信では、第2回に引き続き、「新編 新しい算数」QRコンテンツに新たに仲間入りをした「オープニングムービー」の開発秘話をご紹介いたします。
本記事では、「作成に至るまで」のひみつにせまります!
➡ 開発秘話 その① はこちら
子どもたちが「考えたくなる」単元導入を目指して
「子どもたちにとって身近な場面から算数の学習に入らせたい」、「算数を学習する意義を実感させたい」。以前より、子どもの意欲を喚起することを大切にする先生方は多い一方で、その難しさに悩まれているというお話をたくさん伺いました。
教科書の編集作業を進めるなか、GIGAスクール構想による一人一台端末の環境整備が整ったことも好機と見て、先生方にこれまで教えていただいた「単元導入の大切さ」を具現化する方法として「子どもたちが考えたくなるような単元導入を、動画で実現できないか?」という提案があり、新たな企画「オープニングムービー」の開発が始まりました。
「考えたくなる」と向き合う
「オープニングムービー」は、子どもたちに「考えたくなる」きっかけを生み出すことと同時に、先生方の授業の妨げにならないことも大切にしています。例えば、授業の前に家庭でオープニングムービーを視聴した場合、動画の中で答えまで解説してしまうと、授業でみんなと話し合って問題解決する必要性が薄れてしまいます。
そこで、オープニングムービーは「学びとの出会いをサポート」するに留め、「考えたくなる」、「考える意義をつかむ」ための役割を担うことにこだわりました。
いわゆる解説型の動画ではなく、あえて答えを子どもたちに示さず、疑問を投げかける形の動画になっているのは、このためです。
例えば、こちらをご覧ください。
5年「単位量あたりの大きさ」のオープニングムービーです。「12枚入りのクッキー180円と、100枚入りのクッキー1600円。ん~、この2つどっちがお得だろう?」と疑問を投げかけて終了しています。
考え方や答えは動画内で示していませんので、「100枚入りの方が多いからお得だ!」、「数が違いすぎて比べられない」など、様々な意見が子どもたちから聞こえてきそうです。
これまでも「新しい算数」では、新しい単元導入時に「単元プロローグ」で学習への導入を大切にしてきましたが、紙面とデジタルの両面から、「算数との出会い」をさらに充実させました。
ここでご紹介した“ひみつ”以外にも「新編 新しい算数」の魅力はまだまだ他にもあります。ぜひバックナンバーもご覧ください。
「新編 新しい算数のひみつにせまる」バックナンバーは こちら
令和6年度用教科書「新編 新しい算数」特設サイトでは、ここでご紹介した特長のほかにも新しい教科書の情報を掲載しています。ぜひ一度、サイトをご覧ください。
特設サイトは こちら
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