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小学校

2024.03.25

【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~

 第14回の配信では、「新編 新しい算数」QRコンテンツの編集部イチ押しコンテンツを2つ紹介します。
 1つ目の「AR」は空間における量感を育むことができるコンテンツ、2つ目の「表、グラフツール」はグラフ作成の効率化につながるコンテンツです。
 先生方からお寄せいただいた「あったらいいな!」を叶えるコンテンツでもあるこの2つのコンテンツのひみつにせまります。

ARを使って、楽しく量感を育成!

 「面積や体積の量感がなかなかもてません」
 先生方からお寄せいただいたお悩みの一つです。そのお声を受け、児童一人一人が楽しく量感を育める活動を考えました。
 新コンテンツ「とびだせ!AR」は、1m2や1m3を実感することができるコンテンツです。端末のカメラをマーカーにかざすと、画面の映像にスケールを合わせた1m2や1m3が現れ、身近なものと比較することで、量感の育成に役立ちます。

【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~01
【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~02
▲4年下 p.68「1m2の大きさをイメージしよう」
【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~03
▲5年上 p.26「1m3の大きさをイメージしよう」

 実はこのコンテンツ、ある編集担当者が某インテリアショップ関連のアプリ(カメラに映した場所に家具などを配置したイメージを立体的に見ることができる)を操作して家具を選んでいるときに、「これはひょっとしたら算数の学習で使えるかも!」と思いついたことが開発に着手したきっかけでした。
 そして、これまで新聞紙や1mものさしで行っていた1m2や1m3をARで再現しようと試みましたが、児童の端末で使用することを想定すると、インストールが必要なアプリにすることは難しく、試行錯誤の結果、マーカーを置いてカメラで読み取らせる方法に至りました。

効率的にグラフ作成

 「統計的な問題解決では、自力解決や集団解決にかける時間をより充実させたい」
 先生方からこのようなお声もお寄せいただきました。グラフをかくことは大切ですが、毎回グラフをかいていると、なかなか思考する時間を確保することは難しいと思います。
 QRコンテンツ「表、グラフツール」は、コンテンツ上で手軽にグラフを作成したり、表に数値を入れることでグラフを自動で作成したりすることができるコンテンツです。
 例えば、5年「帯グラフと円グラフ」では、問題解決のために収集したデータをもとに、表に数値を入れると、百分率が自動で算出されます。そして、表したいグラフを選ぶと帯グラフ、または円グラフが自動で表示されます。表、帯グラフ、円グラフは自動で相互変換することもできます。

【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~04
【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~07
【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~05
【#14】QRコンテンツ「AR」「表、グラフツール」~編集部イチ押しコンテンツ~06

 データの活用領域では、PPDACサイクルをベースに、データの収集と整理、分析、結論を出すことを繰り返しながら問題解決を進めていくことが大切です。グラフ作成の時間を短縮することで、データの分析や、結論を出すための分析にじっくり取り組むことができます。

 ここでご紹介した“ひみつ”以外にも「新編 新しい算数」の魅力はまだまだ他にもあります。ぜひバックナンバーもご覧ください。

「新編 新しい算数のひみつにせまる」バックナンバーは こちら

 令和6年度用教科書「新編 新しい算数」特設サイトでは、ここでご紹介した特長のほかにも新しい教科書の情報を掲載しています。ぜひ一度、サイトをご覧ください。

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