特集記事(小中学校)
- TOP
- 特集記事(小中学校)
- 【特集】つなぐ・つながる学び⑥ ~1時間の中でも学…
前の学習とつなぐ。次の学習へのつながりをつくる。今も昔も変わることなく、先生方が大切にされてきた価値観です。
前回は、1時間の中でも学びをつなぎ、深める学習について取り上げました。最終回の今回は、「『今日の深い学び』の1時間の授業の中でも学びをつなぎ、深める授業」に注目します。
4上「角の大きさ」の「今日の深い学び」p.63~65では、既習をもとに180°より大きい角度の測定の仕方を考えていきます。
▲新しい算数4上 p.63、64
ここでは、180°や360°に着目して考えれば180°より大きい角度の測定ができることをまとめ、さらに補助発問⑦で360°に近い角度の測定の仕方について扱っていきます。
一度まとめをした後に活用する問題を扱うことで、再度協働的な学びによる練り上げを行い、本時で働かせた数学的な見方・考え方を比較、検討することができます。 360°に近い角度のときは、補助線をひく必要もないので360°からひいて考える方がよいことをおさえ、より学びを深めることを目指しています。
他にも、3下「三角形と角」p.79~81や6年「分数のわり算」p.63~65などの「今日の深い学び」において、まとめの後に新たな課題を見出し、さらに追究し学びをつなぎ、深めるための学習を「新しい算数」では大切にしています。
本特集では、「新しい算数」で大切にしてきた「つなぐ・つながる学び」について、全6回に渡ってご紹介してきました。
「つなぐ・つながる学び」については、情報誌math connect Vol.6でも特集しています。
ぜひ一度ご覧ください。
その他のコンテンツ