今週の算数・数学フォト
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大分県立美術館
うーん。これはなんとも、本当に……きれいな模様だね。どうなっているのかな……。
ますりんです。しほさんと一緒に、大分市の「大分県立美術館」にいます。しほさんは建物の外のきれいな模様にすっかり夢中だね。でも、中にはもっと近くで模様を見られるところもあるから、そろそろ入ってみようよ。おすすめはね、3階のホワイエ……ほら、ここだ。しほさん、上を見てみて？
わぁ、この天井も、すごい！ 六角形、六角形、六角形の連続だ。
そうそう！ 他にも、何か気づいたことはある？
よく見ると、六角形だけじゃないね。まわりに小さな三角形がくっついてる。あ、見方を変えたら、2つの三角形が重なっているようにも見えてきたよ。同じ大きさの三角形2つが、クルッと逆向きに組み合わさってる。
うんうん、なるほど！ さらに見方を変えると、もっと大きな六角形や三角形も見つけられるね。
それから、平行の線も見えてきたよ。まるで、電車のレールだ。3組の長いレールが、ななめに重なっているみたいだね。何かの、編み目かな？
しほさん、そこなんだよ！ 実はこのデザイン、竹細工がヒントになっているんだって。竹細工は大分県の有名な伝統工芸で、昔からいろいろな編み方で、竹かごなどが作られてきたんだ。設計した坂茂（ばん しげる）さんが、この土地の伝統的な模様に注目して、建物のデザインに取り入れたんだね。
へええ！ じゃあ、さっき見た外側のかべのデザインも、竹細工が元になっているんだね。ここの六角形とは、違う模様だったよ。竹細工には、他にもいろいろな模様があるんでしょう？ それも、見てみたくなってきたな。
＊大分県立美術館／大分県大分市。
〒870-0036 大分県大分市寿町
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