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今週の算数・数学フォト
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- 木も人も、傘をさす町
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兼六園
はるかさんと、金沢にやってきたよ。ここ兼六園は、日本三大庭園のひとつ。元は、加賀藩主だった前田家の別荘だったんだ。
池がいくつもあって、本当に大きなお庭。大きな木もたくさんあるね。でも、あそこに見える木が、閉じかけの傘みたいになっているのはどうして?
「雪吊り」というんだ。冬の間に積もる雪で枝が折れないように、ロープで吊って守っているんだよ。金沢の雪は、湿っていて重たいんだ。あの木は、兼六園の中でもいちばん有名な「唐崎松」だね。唐崎松の雪吊りのためには、柱を5本、ロープは約800本も使うんだって。
円錐みたいな形だね。
確かに。枝の下の部分を円だと考えると、その通りだね。ピンと張られたロープがきれいだね。
つまり、ロープの1本1本は、円錐の母線だ。
さすがだね、はるかさん。そういえば、金沢は和傘でも有名なんだよ。江戸時代から、竹と和紙で丈夫な傘が作られてきたんだ。金沢では、人も木も、みんなが傘をさすんだね。
![【今週の算数・数学フォト】木も人も、傘をさす町02](https://mathconnect.tokyo-shoseki.co.jp/wp-content/uploads/2022/04/photo20220425-02-1024x768.jpg)
![【今週の算数・数学フォト】木も人も、傘をさす町03](https://mathconnect.tokyo-shoseki.co.jp/wp-content/uploads/2022/04/photo20220425-03-1024x768.jpg)
*兼六園/石川県金沢市
*石川県伝統産業工芸館
〒920-0936 石川県金沢市兼六町
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