りくです。ますりんと札幌に来ています。街をまわって、有名な建物をいくつも見てきたよ。最初に行ったのが、北海道神宮。すがすがしくて、立派な神社だった!
それから、豊平館。最初はホテルとして建てられたんだって。おとぎ話のお城みたいだったな。
それからますりん、次はどこを見たんだっけ?
りくさん、ほら。ヒントは、赤れんが。
そうだ、北海道庁旧本庁舎。レトロでおしゃれな建物だったね。
そして最後に見たのが、有名な札幌時計台。元は、札幌農学校の施設だったんだね。
様式はいろいろだけど……みんな19世紀の終わり頃、明治時代の建物だね。(*) つまり、北海道の開拓時代だ。
でもますりん、僕が気づいたのはね。今日見た建物は、4つともきれいに左右対称だってこと!
あはははは! なるほど。りくさんは歴史の目だけじゃなく、算数の目でも街を見ていたんだね。たしかに、どの建物も左右対称だ。
つまり、線対称だよね。どの写真も、半分に折ったらキレイに重なるね。
建築やデザインの世界では、「シンメトリー」という言葉をよく使うよ。バランスよくすっきり整ったデザインは、美しさや安心感の元になるんだね。
さすがは、りくさんだ。「見方」がふえると、街歩きの楽しみがどんどん広がるね。
……そうだ。せっかくだから、点対称なものも探してみようか!
*北海道神宮/中央区宮ヶ丘。現在の位置に社殿が建てられたのは1871年(明治4年)。1974年に焼失したのち、再建された。
豊平館/中央区中島公園。1880年(明治13年)、開拓使がホテルとして建造。
北海道庁旧本庁舎/中央区北3条。1888年(明治21年)竣工。
札幌時計台/中央区北1条。1878年(明治11年)に建設され、1881年(明治14年)、鐘楼のかわりに時計が設置された。
〒064-8505 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
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