算数・数学フォト

2022.01.31

空に上っていくタワー

水戸芸術館

*撮影:田澤 純、写真提供:水戸芸術館

ゆうなです。ここは、茨城県の水戸芸術館。コンサートホールと劇場と現代美術ギャラリーの、複合施設なんだよね。でもルーロー、私がいちばん気になっているのは、このタワーなんだ。

この芸術館の全体が、建築家の磯崎新さんの設計だよ。水戸市制100周年を記念して作られたんだって。だから、このシンボルタワーの高さもちょうど地上100m! 不思議なねじれが、きれいだね。

ねじれながら、空に上っていくみたい。複雑な形だけど、よく見てみると正三角形だけでできているのかな。

よく気づいたね。その通り、正三角形のパネルが、なんと57枚も使われているんだ。

正三角形の組み合わせ……ということは、もしかして正四面体や正八面体のなかまだったりして?

さすがだね、ゆうなさん。このタワーは、まさに正四面体を28個つなぎ合わせて、できているんだ。ほら、こんなふうに、爪楊枝で模型を作った人もいるよ。

今週の算数・数学フォト 空へ昇っていくタワー 水戸芸術館 模型

*大野寛武先生作

わー、本当だ! なるほど、正四面体をつないだだけで、こんな風に、きれいにねじれていくんだね。模型にすると、わかりやすいなぁ。

公式サイトには、タワーの展開図も載っているよ。ペーパークラフトができるね。
シンボルタワーには展望室もあって、ガラス張りのエレベーターで中を見ながらのぼることもできるんだ。
タワーの仕組みは模型とペーパークラフトで知っておいて、実物を確かめてみよう!

*水戸芸術館/茨城県水戸市
水戸市制100周年を記念し、1990年に開館。音楽、演劇、美術の3部門が、それぞれに多彩な事業を展開する。

「シンボルタワーのペーパークラフト」
https://www.arttowermito.or.jp/topics/images/img_40741/towerkousakuryoumenn.pdf

〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1丁目6-8

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