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中学校

2024.03.19

【ICT教育のイマ】クロームブック活用術 実践53~Dマークコンテンツ/操作編(3年多項式)~

相模原市立相武台中学校
加藤光顕先生

 今回は、3年で学習する多項式の実践で活用したDマークコンテンツの有効な方法をご紹介します。

【ICT教育のイマ】クロームブック活用術 実践53 ~Dマークコンテンツ/操作編(3年多項式)~01

Dマークコンテンツ「ドミノ倒しを見てみよう」はこちら

Dマークコンテンツ「パズルで長方形をつくろう」はこちら

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①動画で簡単に事象の確認!数学を使って事象の解明へ!

□単元:1章 多項式  □内容:p.10 多項式の計算  □学年:中学3年

 多項式の計算の導入では、ドミノ倒しを教材として㋐~㋓のドミノ倒しのコースはどれが先にゴールするのかを扱っています。まず、生徒に直感で考えてもらうと、どのコースにもそれぞれ手が挙がりました。次に「では実際に倒すこと以外にどうやって調べたらよいのだろうか。」「どのような方法があるだろうか」と生徒に質問すると、「コースの長さを求める」「ドミノの数を数える」などの意見が出ました。

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教科書では、㋐~㋓の長さを求めてから予想を立てる流れとなりますが、生徒が答えを知りたがっていたので、先に実際の結果を見せることにしました。Dマークコンテンツを活用すると、実際の実験映像を動画で確認することができます。生徒にDマークコンテンツ「ドミノ倒しを見てみよう」の動画を見せると、「あ!一緒だ!」「なんで!?」という声が挙がりました。「なぜ?」が出てきたら、チャンスです。具体的な数字を使ってコースの長さを求めて調べること、文字で説明することにつなげることができるからです。

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②シミュレーションでパズルを操作することで、多項式の因数分解を感覚でつかむ

□単元:1章 多項式  □内容:p.23 因数分解  □学年:中学3年

 因数分解の導入では、長方形を教材として(長方形の面積)\(=\)(縦の長さ)\(\times\)(横の長さ)から因数分解の意味を学ぶことを扱っています。面積が多項式となるので、縦と横の長さを求めることが生徒には難しく感じるかもしれません。そのようなときに有効なのがDマークコンテンツです。Dマークコンテンツ「パズルで長方形をつくろう」は、長方形をパズルのように並べることで面積(多項式)が自動で表示されます。うまく長方形にすることで縦と横の長さを求めることの手助けになります。

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 1年で既習の因数分解と素因数分解をもとに、今度は文字式で表のように縦と横の長さを求めていきます。表を使うことで、面積と縦と横の長さとの関係を確認することが容易にできます。そして、その表が因数分解を表していることに気づかせることができます。

③まとめ

 今回紹介した内容は決して応用問題ではなく、それぞれ単元の導入部分となります。しかも多項式の計算です。多項式の計算は、やり方さえ覚えてしまえば、あとはそのルールに沿って解くだけで答えにたどり着くことができるかもしれません。しかし、それでは本当の理解とは言えません。「なぜそうなるのか?」という問いを日頃から大切にして、計算だからこそ揺るぎないそのしくみを考えさせることが大切です。そうすることが用語の理解をはじめ、やがては高次的、発展的な計算、汎用的な考え方につながるのだと私は考えています。

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