特集記事(小中学校)

中学校

2022.06.08

【ICT教育のイマ】クロームブック活用術 実践⑧~Google Meet/教材工夫編~

相模原市立相武台中学校
加藤光顕先生

 今回は、1年生の6章空間図形において、イメージづくりのサポートとして有効となる教材を紹介します。Google Meetを通じた動画やスライドを共有することで簡単に生徒に提示することが可能となります。
 1年生で学ぶ投影図のイメージづくりと階段状の立体の表面積を考える上で有効な教材を、紹介します。

【ICT教育のイマ】クロームブック活用術実践⑧~Google Meet/教材工夫編~01

①実際の見え方から投影図のイメージにつなげる。

□単元:6章 空間図形「立体の投影図」  □内容:教科書p.206の導入  □学年:中学1年生

 教科書p.206では、投影という意味から、光を当てた角度によってできた影を通して見え方を考えさせています。私は、見え方という部分に着目し、クロームブックの写真と動画機能を使っていろいろな方向からの見え方を考えさせました。こうすることによって、正面(立面図)や真上(平面図)からの見え方、斜めからの見え方、そのときに見える辺(実線)や見えない辺(点線)を実際に体験させることができます。またカメラを動かして確認することで、連続的に見え方が変わる様子もわかり、理解支援としても有効と言えるでしょう。

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これ以外にも、さまざまな空間図形や身の回りの立体でも同様にカメラを用いて確認することができます。

②複雑な立体図形の表面積を色分けすることで考えやすくなる。

□単元:6章 空間図形「表面積」  □内容:教科書p.213の導入  □学年:中学1年生

 教科書p.213では、階段状の立体図形の表面積を考えさせています。そのときに生徒が考えるポイントは、「側面や底面の図形がどんな形で、同じ形が何個あるのか、長さや面積はどうなるのか」ということでしょう。それらを考えやすくするために、色分けし、その図形を自由に動かせるツールをスライドで作成しました。それらをGoogle Classroomを使って生徒に配付して、一人ひとりが自由に動かせるようにしました。このツールを使った生徒からは、「イメージしやすくわかりやすかったです」という意見が多く挙がりました。これは導入だけでなく、学習を終えたときの確認に使っても良いと思います。

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③まとめ

 今回は、授業の導入時や終盤の理解支援にも繋がる教材を紹介しました。教材提示の仕方を少し工夫することで、生徒の取り組み方は大きく変わります。学びに大切なのは、何といっても主体性(やる気)です。①は、空間図形を当てるクイズ形式にしても面白いでしょう。
 そして、やる気を持続させるには、「わかった」という実感です。「わかった」という実感がまた次のやる気に繋がります。そのために、理解支援のツールが不可欠だと思います。クロームブックを使うことで、容易に教材を提示することができ、また生徒たち一人ひとりが操作することで、自分のペースで主体的に取り組む環境が実現できます。まずはできることから試しながら、ぜひ普段からクロームブックを活用してみてください。

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