
今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 令和7年度【2年1章】マジックシートのしくみは?

「新しい数学」2年1章p.11~13では、マジックシートのしくみを予想していきます。

2年1章p.12~13は、「学び方のページ」として、数学の授業を受けるうえで大切にしたい姿勢や考え方を学ぶページとして位置づけています。

p.12の①では、具体的な数で計算し、結果がいつも28になりそうだと予想を立てます。きまりが成り立ちそうだと見通しを立てるときには、いくつかの数で調べることが大切です。ここでは、「学び方」の大切なポイントとして、むらさき色の吹き出しで示しています。

②では、立てた予想が成り立つことの説明を考えます。ここでは、厳密な説明を求めるのではなく、自分の考えを説明しようとする態度を培うことを目的としたいところですね。
③では、ゆうまさんやあおいさんの考えについて検討します。

このとき、ゆうまさんの考えは具体数を用いた「予想」としては正しいけれど、すべての数で成り立つかは確かめきれないことを生徒と確認したいですね。そうすることで、文字を用いて一般化することのよさを実感できます。
そして、④では一連の活動を振り返ります。このとき、まずは生徒自身が考える時間をじっくりと取りたいところです。また、はじめは先生主体でまとめをしたとしても、今後の授業でもふり返りやまとめの機会をつくり、書き方や視点を確認していくことで、徐々に自分で書けるようになるよう長期的に指導していきたいですね。
最後に⑤では、「 \(\boxed{\ 1\ }\) の好きな数だけでなく、\(\boxed{\ 2\ }\) のラッキーナンバーも変えるとどうなるか」を考え、次ページ以降の多項式の計算の学習につなげます。教科書全体で、発展的に考えることを促す吹き出しには、あおいさんの吹き出しのように「それなら」のマークを付けています。教材研究の際にもぜひ着目してみてください。

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