今日の授業のひと工夫（小中学校）

今回は「1ねんの ふくしゅう」内、計算練習の取り扱いについて紹介します。
初めに「1ねんの ふくしゅう」は、計3ページ、2時間の時数配当がされています。既習の内容理解の確認や振り返り、計算の技能定着等にご活用ください。

△1では、くり上がりのあるたし算や、くり下がりのあるひき算などの様々な計算を設定しています。適宜、教科書で計算の仕方を振り返りながら、学習を進めていきましょう。

ここでは、くり下がりのないひき算（⑪18-4）を意図的に入れています。くり下がりのある計算練習を続けて行っていると、形式的に処理してしまうために間違えてしまうことが多くあるからです。被減数の一の位から減数がひけるかどうか確認することを、あらためておさえておくとよいでしょう。

くり上がりのあるたし算や、くり下がりのあるひき算につまずきが見られる場合には、教師用指導書1②ワークシート編p.62、63の補充学習シートの活用もおすすめです。計算の手順を穴埋め形式で確認しながら、計算練習をすることができます。
必要に応じて、算数ブロックなどの具体物を用いて確認してもよいですね。

くり上がりのあるたし算や、くり下がりのあるひき算は、2年以降の筆算の仕方などの学習の基礎となります。繰り返し取り組み、安心して2年の学習に向かえるようにしたいですね。