今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.02.03

【1年⑰】
順序数を含む加減法の計算を考える

今回は、1年第17単元「たしざんと ひきざん」の第1時、順序数を含む加減法の学習について紹介します。
順序数は既習事項ですが、「前から3番目の人は、手を挙げましょう」など、簡単な問題で確認してから学習に入ってもよいですね。

【1年⑰】順序数を含む加減法の計算を考える01
▲あたらしい さんすう1② p.112

初めに問題文を読み、場面をとらえていきます。そして絵や問題文を基に、算数ブロックを使って場面を表し、どの算数ブロックがそらさんを表すものなのかを確認しましょう。

そらさんの位置を確認した後、前からそらさんまで何人いるかを算数ブロックで確かめ、順序数から集合数への置き換えを行っていきます。
その後、算数ブロックを基に立式し、式の説明を行います。
説明する際は教科書の図を用いて、「6番目までに6人いる」ということを説明できるようにしましょう。

次に、算数ブロックに代わり、○を使って表した図をノートにかかせながら、順序数や全体の集合数を確かめさせていきます。図にすることでノートに考えが残り、立式の根拠が分かりやすくなります。○を用いた図は抽象度が上がるため、本単元を通して図への表し方やその良さを段階的におさえていきましょう。

【1年⑰】順序数を含む加減法の計算を考える02
▲あたらしい さんすう1② p.113

p.113では、加法と同じように問題解決を行っていきます。順序数から集合数への置き換えや、○を用いた図の表し方を繰り返し学習することで、場面が異なっていても既習の計算の仕方が適用できることをまとめます。

図に表すことの良さを実感させ、次時以降の異種の数量の計算等につなげていきましょう。

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