今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.01.20

【1年⑯】
短針・長針の関係を捉えよう!

今回は、1年第16単元「なんじなんぷん」の時刻の読み取りについてご紹介します。

本単元では「何時何分」の時刻を読んだり、時刻を時計に表したりする活動を行っていきます。
児童は第8単元「なんじ なんじはん」で、「何時、何時半」までの時計の読み取りを学習してきました。前の学習と同様に、長針と短針の関係に着目しながら学習を進めていきましょう。

【1年⑯】短針・長針の関係を捉えよう!01
【1年⑯】短針・長針の関係を捉えよう!02

▲あたらしい さんすう1② p.108~109

時計の読み方の指導の際には、模型時計やデジタルコンテンツを使って演示し、短針・長針の動きを確認していくことが大切です。そして、短針・長針が連動していく様子を見せながら、10時、10時20分、10時50分、11時…と読み方を知らせていきます。特に10時50分など、短針が次の数に近い場合は、11時50分という誤答が多く見られます。

1年②p.109には、短針・長針を自由に動かせる時計盤のシミュレーションや時刻の読み方を練習するデジタルコンテンツをご用意しています。実態に応じて、適宜ご活用ください。

【1年⑯】短針・長針の関係を捉えよう!03
▲デジタルコンテンツ画面

また、文字盤の目盛りと長針の指す「分」が異なっていることにも配慮が必要です。長針の指す、数字の「1」は5分、「2」なら10分…と「分」を読む際には5とびの数え方を活用していきます。第7単元「10よりおおきい かず」や、第14単元「おおきい かず」で学習した5とびの数え方を振り返り、時計の文字盤を見ながら「5分、10分、15分…」と長針の指す「分」をすらすら言えるようにしておきましょう。

時計の学習は、日常生活と非常に密接なものとなっております。具体的に生活場面を想起させたり、学校生活で適宜触れたりしながら、日々の生活の中でも活用させていきたいですね。

その他のコンテンツ