今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.01.14

【2年⑭】
量感を育みながらm(メートル)を導入しよう!

今回は、2年第14単元「長いものの長さのたんい」の導入場面をご紹介します。
本単元では、第4単元「長さのたんい」で\(\text{mm}\)や\(\text{cm}\)を学習してきたことを生かしながら、上位単位である\(\text{m}\)(メートル)について学習していきます。

教科書では導入として、「あた」や「つか」、「ひろ」といった児童にとって身近な長さを調べる活動を設定しています。

【2年⑭】量感を育みながらm(メートル)を導入しよう!01
▲新しい算数2下 p.64

活動では、「あた」や「つか」は30\(\text{cm}\)の物差しで測ることができるが、「ひろ」は1\(\text{m}\)を超えるため30\(\text{cm}\)の物差しでは足りないという困り感に焦点をあてます。グループ活動を取り入れ、協力しながら測定し「ひろ」の長さを測定させましょう。測定後は、結果や困り感について話し合わせ、上位単位の必要性をもたせた上で、\(\text{m}\)(メートル)や1\(\text{m}\)の物差しを導入していきます。

本時でのポイントは、身近な長さを測定しながら上位単位を導入するという点にあります。「ひろ」は1\(\text{m}\)よりも20\(\text{cm}\)だけ長い長さ、のように身近な長さをとらえることで、1\(\text{m}\)の量感がつかみやすくなります。
また、既習の長さではありますが、「あた」や「つか」の長さを知ることで、より量感を豊かにすることができます。量感をすぐにつかむことは難しいため、測定活動を適宜取り入れながら、学習を進めていきたいですね。

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