今日の授業のひと工夫(小中学校)

中学校

2024.11.13

【3年5章】
相似の利用

 「新しい数学」3年p.139~140では、直接測定しにくい部分の距離や高さを、相似を活用して求める活動を行います。

【3年5章】相似の利用01
▲新しい数学3 p.139、140

この学習のねらいは、相似の考えを利用して身のまわりの問題を解決することを通して、数学の実用性やよさを実感することです。

相似を活用して考えるためには、実際の場面を図形化する必要があります。このとき、考察するための視点を定めて平面図や側面図をかくことが大切です。また、実際には存在しない線や、隠れて見えない線をかくことも必要になります。

1つ目のQでは、池をはさんだ2地点の直線距離を求めるために、場面を真上から見て三角形を見いだします。
2つ目のQでは、校舎の高さを求めるために、場面を真横からみて直角三角形を見いだします。
このように、事象を数学的対象とする幾何学化の考えを育むことも、この学習のねらいのひとつです。
学校の校舎や近所の建物など、生徒の身のまわりのものの高さを実際に求めてみてもよいかもしれませんね。

この授業の板書例もご紹介しているので、ぜひご覧ください!

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>【思考を見せる板書例】3年5章:直接測定できない距離や高さを、縮図を利用して求めてみよう(相似の利用)

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