今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【5年⑩】異分母分数のたし算~誤答への手だて~
異分母分数のたし算でのよくある誤答に、分母どうし、分子どうしをたしてしまう誤答があります。
例えば、\(\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{3}\)の場合であれば
\(\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{3}=\dfrac{1+1}{2+3}=\dfrac{2}{5}\)
のような誤答です。
正しい考え方は「同値分数を考え、同分母分数のたし算に帰着して考える」ことですが、正しい考え方を聞いても、「上の誤答がどうして正しくないのか」とは結びつかず、納得できない児童もいます。
そのような児童には、例えば\(\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{2}\)を誤答の方法で考えると
\(\dfrac{1}{2}+\dfrac{1}{2}=\dfrac{1+1}{2+2}=\dfrac{2}{4}=\dfrac{1}{2}\) (最後の等号は数直線を利用)
となって、「\(\dfrac{1}{2}\)を2つたしたのに、\(\dfrac{1}{2}\)になってしまう」という、誤答の方法では確かに計算がうまくいかない例を挙げることも考えられます。
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