今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【4年 倍の見方】1とみたとき○にあたる ~倍の見…
4上p.112~117の「倍の見方」単元では、「基準量を1とみる」という倍の見方を学習していきます。
2年では、基準量のいくつ分を倍で表すこと、3年では、基準量に着目して、数量の関係を倍で表すことを学習してきています。
本単元で初めて学習する「1とみたとき○にあたる」という倍の見方は、児童にとっては難しい内容ですので、図を活用しながらていねいに学習を進めましょう。
まず、p.112の問題文を読み立式し、問題の答えは5倍であることをおさえます。この5倍の意味を解釈することが本時のねらいになります。 p.113の図を見て、次の(1)~(3)の段階を踏んで、ていねいに確認していきましょう。
(1)3mを1とみることをおさえる。
p.113の左の図で、3mのテープ図の内部にある①に着目させながら、「1とみる」ことを強調します。
(2)15mは5にあたることをおさえる。
p.113の右の図で、15mのテープ図の内部の①を「1、2、3、4、5」と数えていき、15mは3mの5こ分の長さであることを捉えさせます。そして、「3mを1とみると、15mは5にあたる」ということを確認します。
(3)数直線で、倍の見方をおさえる。
p.113右の図で、テープ図の長さを、その下の倍の数直線で捉えると、3mは1、15mは5にあたることを確認します。
次時からは、テープ図の内部の①は省略した図で学習をしていきますので、本時の図を有効に活用して「基準量を1とみる」という倍の見方をおさえましょう。
また、この倍の見方は、4下の小数倍や5年以降の倍と割合、5年の小数の乗法の意味理解(5上p.42)など、後の学習でも働かせる大切な見方・考え方になります。本単元を通して、しっかりと理解させたいですね。
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