今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【2年⑨】類推して筆算の仕方を考えよう!
今回は2年第9単元「たし算と ひき算の ひっ算」第8時、数範囲を拡張し、簡単な3位数 \(+\) 2位数や3位数 \(-\) 2位数の筆算の仕方を考えていく学習について紹介します。「簡単な」とは、百の位への繰り上がりや百の位からの繰り下がりがないという意味です。減法では、百の位に1以外が入る計算が初めてとなります。既習との違いについても触れながら、進めていきましょう。
授業の導入では、2位数の加減法の式をつくり、前時までの学習を復習していきます。位を縦に揃えて書くことや、一の位から計算していくことを再度確認しましょう。
そして、つくった2位数の加減法の式の被加数と被減数に百の位4、3をそれぞれ加え、大きい数の筆算の仕方を考えていきます。本時は繰り上がりや繰り下がりのない計算を扱いますが、次時では十の位への繰り上がりや十の位からの繰り下がりを含む筆算の仕方を扱います。ここで筆算の仕方をあらためて確認しておきましょう。
なお、p.96~97の学習内容はスパイラルのため重複させる内容であり、この段階で過度に確実な習得をめざす必要はありません。3年「④たし算とひき算の筆算」において、確実な習得をめざすことになります。
ちなみに、3年「④たし算とひき算の筆算」においては、数範囲を拡張しても、既習を生かして類推的に考えようとする力を身につけさせることに力点を置いています。
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