今日の授業のひと工夫（小中学校）

今回は、第9単元「たし算と ひき算の ひっ算」の第2時、2回繰り上がりのある、筆算練習についてご紹介します。

本時では、十、百の位への繰り上がりや、百の位への波及的繰り上がりのある筆算の仕方を学習していきます。今までに学習した筆算の仕方を基に解決していきますが、2回繰り上がりがあるためにつまずきやすい学習となります。
前時までと同様に、数カードの操作と筆算の仕方を関連づけながら、習熟を図っていきましょう。

計算練習の際には、最初の1問はみんなで解いたり、以下に示すような「繰り上がりが2回連続する筆算でよくある誤答例」をはじめに提示したりすることが考えられます。

はじめに誤答例を示すことで、繰り上がりの1の意味や書く場所、数の仕組みを改めて全体で確認することができ、間違えたやり方のままたくさん練習してしまうことを避けることができます。
クラスで誤答例を見ながら、どこが間違っているのかなど、話し合ってから計算練習に入ってみてもよいですね。