今日の授業のひと工夫

小学校

2024.06.10

【6年④】
小数、分数、整数の混じった乗除計算の考え方について

p.59~61の今日の深い学びでは、分数、小数、整数混合の乗除を学習します。この3ページは大きく2つの段階に分かれています。

  1. ① 最初の問題 \(0.3 \div \dfrac{3}{2}\times 3\) を通して、分数または小数のどちらかにそろえて計算するとよいことを学習する段階。
  2. ② 次の問題 \(0.2 \div \dfrac{2}{3}\times 3\) を通して、分数と小数のどちらにそろえて計算するのが、一般性の観点からよいかを学習する段階。

ここでの学習を、単に分数、小数、整数混合の乗除の計算方法というように、「知識・技能」の問題ととらえるならば、①、②の段階は気にせず②の問題のみから、「分数にそろえて計算する」という方法を見出せばよいかもしれません。

しかし、この問題を通して、「いくつかの異なるものが含まれていたら、いずれかのものに統一して考える」という数学的な見方・考え方や、「より一般的な方法はないか」と深く考える態度を養うことを考えるならば、①の問題で統一することの大切さを学習した上で、②で一般性に注目することでアイデアに磨きをかけていくという、2つの段階を意識することが大切です。

【今日の授業のひと工夫】【6年④】小数、分数、整数の混じった乗除計算の考え方について01
【今日の授業のひと工夫】【6年④】小数、分数、整数の混じった乗除計算の考え方について02
【今日の授業のひと工夫】【6年④】小数、分数、整数の混じった乗除計算の考え方について03

▲新しい算数6 p.59~61

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