今日の授業のひと工夫

中学校

2023.10.27

【2年4章】
合同な図形の性質と表し方を知ろう

2年4章p.112では、合同な図形の性質と表し方を学びます。

【今日の授業のひと工夫】【2年4章】合同な図形の性質と表し方を知ろう01
▲新しい数学2 p.112

ここでは、記号 \(\equiv\) を使って多角形の合同を表すとき、対応する頂点の名まえを、周にそって同じ順に書いていることを確認したいところです。このように書くことで、記号 \(\equiv\) を使って多角形の合同が示されているときは、式の両辺の同じ位置にある文字に着目すれば、図を見なくても、対応する頂点や辺、角を知ることができます。このことを、問1を通してていねいに確認したいですね。

【今日の授業のひと工夫】【2年4章】合同な図形の性質と表し方を知ろう02
▲新しい数学2 p.112

合同な図形の性質は、実質的な合同の定義に相当します。
例えば、多角形が合同であるかどうかは、「辺の長さが順にそれぞれ等しく、かつその順にとった2辺のつくる角の大きさがそれぞれ等しい」ことをもとに判断することができます。いろいろな場面で必要に応じて図をかき、対応する辺や角を指摘できるように指導したいところですね。

また、合同な図形の性質として「対応する線分や角」と書かれていることに着目させるために、吹き出しに示されているような合同な三角形の高さ(頂点から対応する辺への垂線)や、合同な四角形の対角線の対応などについても考えさせたいところです。合同な図形の性質の理解を深めることが期待できますね。

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