今日の授業のひと工夫

中学校

2023.08.02

【2年5章(自由研究)】
図形の性質を見つけよう

2年p.206「図形の性質を見つけよう」では、四角形ABCDの4つの内角の二等分線をひき、それらの交点E、F、G、Hを結んでできる図形の特徴を調べます。作図ソフトを使用して図形の特徴を調べ、条件を加えたり、減らしたりすることで、できる図形の特徴がどのように変わるのかを考えます。

【今日の授業のひと工夫】【2年5章(自由研究)】図形の性質を見つけよう01
▲新しい数学2 p.206
【今日の授業のひと工夫】【2年5章(自由研究)】図形の性質を見つけよう02
▲新しい数学2 p.206

❷では、条件を加えて、できる四角形がどのように変わるのか考えます。原題は、四角形ABCDが平行四辺形であり、角の二等分線でできる四角形 EFGH は長方形になります。

【今日の授業のひと工夫】【2年5章(自由研究)】図形の性質を見つけよう03
\(●+×=90^{\circ}\)より、\(\angle\mathrm{E}=\angle\mathrm{F}=\angle\mathrm{G}=\angle\mathrm{H}=90^{\circ}\)

次に、「4つの角がすべて等しい」という条件を加えて、四角形ABCD を長方形にすると、四角形EFGH は正方形になります。

【今日の授業のひと工夫】【2年5章(自由研究)】図形の性質を見つけよう04
\(●+●=90^{\circ}\)より、\(\angle\mathrm{E}=\angle\mathrm{F}=\angle\mathrm{G}=\angle\mathrm{H}=90^{\circ}\)

この結果から、四角形ABCDを平行四辺形から長方形に特殊化すると、四角形EFGHも長方形から正方形に特殊化されることがわかります。

このように、問題に条件を加えたり、減らしたりするときには、Geogebraのような作図ソフトを使うと多様な場合を短時間で確認することができますね。問題解決の場面で、見通しを立てるときも効果的です。長期休みの際に、使ってみることを促してもよいかもしれませんね。

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