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今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【1年7章】どちらの並び方がよいかな?
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1年7章2節では、1節で学習してきた内容を活用して、統計的問題解決を図ります。ここでいう統計的問題解決とは、PPDACサイクル(p.250)を遂行することを意図しています。本節の問題に対して一応の結論が出たあとには、p.250にある図式を利用して、問題解決の過程をふり返り、PPDACサイクルを意識化できるようにしたいところです。
![【今日の授業のひと工夫】【1年7章】どちらの並び方がよいかな?01](https://mathconnect.tokyo-shoseki.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/hitokufu20230224-01.png)
![【今日の授業のひと工夫】【1年7章】どちらの並び方がよいかな?02](https://mathconnect.tokyo-shoseki.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/hitokufu20230224-02.png)
p.233の導入では、大縄跳びの並び方を2列と3列どちらがよいかを判断するために、これまでに学んだヒストグラムに表し、その傾向から考察し結論へと結びつけます。
![【今日の授業のひと工夫】【1年7章】どちらの並び方がよいかな?03](https://mathconnect.tokyo-shoseki.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/hitokufu20230224-03.png)
❹では、この学習をふり返って大切だと思ったことを問うことで、データにもとづいて根拠を明らかにして結論を説明することや、グラフや数値など複数の手段で分析することの大切さを共有したいところです。このとき、p.250にある PPDAC サイクルの図式を用いてふり返りを行うことで、統計的問題解決の過程がどのように進行してきたかの意識化を図るとともに、結論(Conclusion)から問題(Problem)へと進む矢印と対応させて「深める」ことを扱うことができますね。
さらに、ほかの見方で分析できないか問いかけることで、よりよい解決の方法や、他の見方からの分析の可能性を引き出せるとよいですね。このように問いかけることは、PPDACサイクルの2周目に入っていくことを意図しています。具体的には、日ごとの上達の度合いに着目して、傾向を読みとろうとすることなどが考えられます。授業時数の都合などから実際に2周目の解決が難しい場合でも、このようにして多面的な考察を行っていくことが本来、問題解決において大切であることがわかるようにしたいところです。また、日ごとの上達の度合いをどのようなグラフに表すとよいかを考え、レポートに取り組むことも考えられますね。
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