今日の授業のひと工夫(小中学校)

中学校

2024.02.21

【2年7章】
箱ひげ図

「新しい数学」2年7章の導入では、複数のデータの分布の傾向を比較するとき、ヒストグラムでは比較しにくいことを知りました。複数のデータの分布を一度に比較できる表し方の1つとして箱ひげ図を取り上げます。ここでは、箱ひげ図と四分位範囲の意味を理解し、データを整理して箱ひげ図に表すことや、その特徴を理解することをねらいとしています。

データの分布を最小値、第1四分位数、第2四分位数(中央値)、第3四分位数、最大値の5つの数値を用いて要約する方法を5数要約といいます。箱ひげ図は、5数要約を、箱とひげを用いて表したものです。右の図のようにデータを小さい順に並べて4等分した区切りの値を示しているため、図を見せながらそれぞれの区間にデータが25%ずつ含まれていることをしっかりと押さえたいところです。

【今日の授業のひと工夫】【2年7章】箱ひげ図01

四分位数はデータの最小値から最大値までを4等分したものと誤解する生徒が多くいます。四分位数の意味をしっかりと理解できるようにしたいところですね。

【今日の授業のひと工夫】【2年7章】箱ひげ図02
▲新しい数学2 p.181

p.181では、データを整理して箱ひげ図に表しました。それぞれの区間に25%ずつのデータが含まれているので、箱の部分には、全データのおよそ50%のデータが含まれていることを強調して指導したいところですね。例えば、箱の幅が小さければ、データが密集していることを表しています。このように、データの散らばり具合と合わせてイメージすると理解が深まるでしょう。

また、ここに属するデータは集団における中間層(ボリュームゾーン)を形成するとみなせるので、「順位的にごく一般的なデータ」、すなわち「集団を代表するデータの集まり」とみなすことができることも押さえておきたいですね。

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