今日の授業のひと工夫

中学校

2021.11.05

【2年4章】
統合的・発展的に考えるDマークコンテンツ

Dマークコンテンツは活用されたことはありますでしょうか。
今回は統合的・発展的に考えさせたいときに活用できるDマークコンテンツについてご紹介します。

2年4章のp.107~109の「深い学び」では、平行線の間の角の大きさを求める方法について考えていきます。

※「深い学び」は見方や考え方をいかして、問題の解決に取り組むページです。

はじめはDマークコンテンツを使わずに生徒自身のノートに図をかかせて、∠xの大きさを求める方法を考えることが大切です。ノートにかいた図に補助線をひいてみたり、説明に必要な記号を付けてみたりするうちに、図をかく習慣が自然と身についていきます。

p.109ではp.107で考えた問題をもとにして、問題の条件を変えて新たな問題をつくる場面を扱っています。

ここでは、Dマークコンテンツを活用して生徒のいろいろな考えを引き出すとよいでしょう。点Pの位置を変えてみたり(画面1)、直線ℓの位置を変えてみたり(画面2)した図をつくるでしょう。生徒がつくった図を共有して、p.107で考えた線分を延長する解き方や平行線をひく方法が使えるかどうかを考えてみるとよいでしょう。画面1の図では、∠Aと∠Bの和が差に変わったとみたり、平行線の間にある折れ線の形と画面2の楔形をみたりして、統合的・発展的に考えることが期待できます。

画面1 点Pの位置を変えた場合
画面2 直線 ℓ の位置を変えた場合

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