今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.10.27

【5年⑪】
平均を使って、真の値に迫ろう!

今回は5下p.23、平均を使って、真の値(より正確な大きさ)を求める学習についてご紹介します。
本時の学習では、測定する際に出る誤差(測る人が異なったり、測定時にわずかに計器がずれてしまったりする)をとらえた上で、真の値を求めるために平均を求める場合があることを理解させていきます。

教科書では、一輪車のタイヤを一周させたときに進む長さ(一輪車の車輪の円周)を測る場面を設定しています。
測定する様子を演示するなどして問題場面を共有した後、教科書にある5回の測定値を見て、数ミリ単位で値が異なることに気づかせ、誤差について扱います。その際、同じ一輪車を使って測定したことや、誤差が出てしまうことをおさえ、より正確な値を求めるために平均を求めさせていきましょう。
実際にグループに分かれて、測定する活動を取り入れてもよいですね。

【5年⑪】平均を使って、真の値に迫ろう!01
▲新しい算数5下 p.23

また、本時で扱う一輪車の円周の長さは、円周の長さの求め方を学習した後に、計算して求めることができるようになります。5下p.104(来年の2月末頃の学習内容)で学習した後に、計算で円周の長さを求め、測定値と比較してみてもおもしろいですね。

デジタルコンテンツでは、仮平均の考えを説明した以下の資料を用意しています。
仮平均については、中学1年「正負の数」でも扱う内容です。計算ミスが少なくなるよさがありますので、実態に応じてご紹介いただければと思います。

【5年⑪】平均を使って、真の値に迫ろう!02
▲新しい算数5下 p.23 デジタルコンテンツ

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