教科書・教材のひと工夫(高校)

高校

2024.07.08

【2次関数】
解の存在範囲 ~条件を変えると~(NEW ACTION LEGEND)

 『NEW ACTION LEGEND数学Ⅰ+A』の探究例題8では,2次方程式の解の存在範囲の問題において,問題の条件を変更すると求める解や解法がどのように変わるかを考えています。

【2次関数】解の存在範囲 ~条件を変えると~(NEW ACTION LEGEND)01
▲NEW ACTION LEGEND数学Ⅰ+A p.202

 もとの例題では,解が「\(\underline{1 \lt x \lt 3}\) の範囲に少なくとも1つ存在する」条件を考えますが,探究例題(1)では,解が「\(\underline{1 \leqq x \leqq 3}\) の範囲に少なくとも1つ存在する」条件を考えます。
そこで,探究例題をもとの例題とは別の問題として考えるのではなく,

 もとの例題との違いは何だろう?

  •   → \(x=1\) または \(x=3\) を解にもつときが加わっている
  •   → \(x=1\) または \(x=3\) を解にもつとき,もとの例題で考えた条件は…

と考えることで,問題に取り組むきっかけとすることができます。

【2次関数】解の存在範囲 ~条件を変えると~(NEW ACTION LEGEND)02
▲NEW ACTION LEGEND数学Ⅰ+A p.202,203

 初めて出会う問題に対しては,既習内容との違いに着目して考えることが,問題へのアプローチの第一歩になることがあります。
 条件を変えて考える“探究例題”のように,「NEW ACTION LEGENDシリーズ」では,既習内容との違いを意識しながら問題に取り組むことができるような工夫を随所にしています。

※「探究例題」の詳細については,こちらをご覧ください。

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