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- 私の教科書『推しページ』 #10 中逸空 先生 新…
「私の教科書『推しページ』」は、全国の先生方に『推しページ』について語っていただくコーナーです。推しページは、思い入れのあるページ、他の先生方に注目してほしいページ、研究の場面でよく利用しているページなど、それぞれの「推し」の観点で選んでいただいています。
今回は、北海道教育大学札幌校の中逸空先生に、特に関心のある「データの活用領域」について語っていただきました。
選んでいただいたページは、新編 新しい数学2のp.173-174の第6章「起こりやすさをとらえて説明しよう-確率-」の2節「確率による説明」の「出やすい組み合わせは?」のページです。

『推しページ』 新編 新しい数学2 p.173-174
「出やすい組み合わせは?」


このページの問題に対して、多くの生徒は直観的な予想と実際の出やすさにギャップを感じます。私は、この問題を使って「同様に確からしいとは何か」「樹形図や表をもとに数え上げる事象は何か」を生徒と一緒に考える授業を実践し、その授業に思い入れがあります。
私が実践した授業では「Q 考えてみよう」の問題を提示すると「(イ) 2枚とも「はずれ」が出る」がもっとも出やすいと予想する生徒が他の2つの選択肢よりも多くいました。予想を聞いた後、多数回の試行によって統計的に出やすさを確認すると「(ウ) 1枚は「はずれ」が出て、1枚は「ジュース」が出る」がもっとも出やすいということに気づき、徐々に教室全体に「あれ?」という問いが生まれていきます。そこで「なぜ(ウ)が出やすいのか?」を問い、樹形図や表を使って説明する活動を取り入れることによって、同様に確からしいことの意味やそれを前提とした確率について、これまでの学習を振り返りながら理解していく授業につながります。このように、このページは生徒の自発的な問いが生まれやすく、主体的に学ぶ場の形成や探究的な学びの実現につながると考えています。
現行の学習指導要領において、生徒が次に確率を学習するのは高校の数学Aです。そこでは計算で場合の数を求めることが多く、より抽象的に場合の数を学習していきます。中高の接続を見据えて中学2年のこのページを使った授業では、樹形図や表をもとに同様に確からしいことを前提として数え上げることの大切さを感得できる授業づくりをすることが重要だと考えています。
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