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- 【特集】つなぐ・つながる学び② ~前の学習と今日の…
前の学習とつなぐ。次の学習へのつながりをつくる。今も昔も変わることなく、先生方が大切にされてきた価値観です。
「新編 新しい算数」では、「前の学習と今日の学習のつながり」を想起させるために、
新しく「同じように考えると」というキーワードを紙面に付記しています。
図形領域では、図形の構成要素や、構成要素の位置関係に着目してその特徴を調べるという見方・考え方が大切になりますね。1時間の学習の中でも見方・考え方を価値づけますが、次に新たな課題に出会ったときに、同じように見方・考え方を働かせて考え、学びをつなぐ力を育てたいです。
2上「長方形と正方形」では、長方形について学習した後で正方形の特徴を調べます。
その際、角の大きさや辺の長さに着目することを明示するのではなく、「長方形で学習したことと同じように考える」ことを提示することで、児童自ら角の大きさや辺の長さに着目すればよいことに気づかせます。
さらに、4下「垂直、平行と四角形」第8時では、平行四辺形の特徴を調べる際に、2年の長方形の学習を想起して辺の長さや角の大きさに着目することを促しています(あみ吹き出し)。学年をまたいで学びをつなぎ、図形の構成要素に着目することの価値を実感しながら、以後の学習においても同じように考える力を伸ばすことを目指しています。
さらに、同単元第10時のひし形の学習では、これまでの学習と同じように構成要素の大きさや位置関係に着目することを促しています(はると吹き出し)。なお本時は単元の後半であるため、これまでの学習で培った力を発揮できるように、はるとの吹き出しでは提示する情報をさらに精選して掲載しています。
前の学習とつなぐことで、解決にいかした見方・考え方の価値が明確になってより理解が深まり、次の学習でも同じように考えていく力が育っていくと考えます。
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