特集記事(高校)

高校

2026.11.05

【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)

 「使用実践例」は,全国の高校の先生から,教科書・教材の実際の活用のご様子を紹介していただく企画です。
 今回は,参考書『NEW ACTION LEGENDシリーズ』について,守部先生にお伺いしました。

桜美林中学校・高等学校
守部 克秀 先生

ご勤務校について教えてください。

 本校は,1学年約390人で,国公立コース,特進コース,進学コースの3コースがあります。そのうち約130人が桜美林中学校からの内進生です。国公立コースは内進生と高入生が同じクラスで学び,特進コースと進学コースは内進生と高入生でクラスを分けています。
 内進生は中学から先取りで学習を進めており,高校1年の1学期までに数学Ⅰ,数学Aを終えます。『NEW ACTION LEGEND 数学Ⅰ+A』は,特進コースと進学コースの内進生に全員購入させており,他コースの生徒は任意購入としています。

なぜ本教材を採用されたのですか?

 以前から授業で,学習構造チャートやS-P表を用いた指導を行っており,齋藤昇先生の「山登り式学習法」も実践しています。「山登り式学習法」は,学習内容のつながりを図に表し,基礎から発展へと段階的に登っていく学習法で,生徒の構造的・体系的な思考を育てることをねらいとしています。
 LEGENDの「例題マップ」にも,例題同士のつながりが図で示されています。間違えた問題やわからなかった問題があったときに,どの例題までさかのぼればよいかを目で見て確認できる点がこの学習法の考え方と重なり,採用の決め手になりました。

本教材をどのように活用されていますか?

 授業では,数学Ⅰ,数学Aの復習教材としてLEGENDを扱っています。そのほかにも,生徒一人ひとりの状況に合わせてさまざまに活用しています。

【例題マップを自分の地図に】

 問題を解いたら,完璧に解けた例題には例題マップに印(赤丸)をつけ,完璧でなかった例題にはもう一度振り返るための印(青丸)をつけさせています。こうすることで,自分がどこまで登れているか,どこに戻ればよいかが,マップ上で目に見えるようになります。

【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)01
▲例題マップの使用例

【毎日1題のノートづくり】

 数学が苦手だから頑張りたいという生徒や,理系に進み数学を武器にしたいという生徒には,普段の課題とは別に,LEGENDの例題を使ったノートづくりにも取り組ませています。毎日1題ずつ例題を解いて自己採点し,すぐ下の練習問題に挑戦するという流れです。例題が解けなくても,自己採点で解答を読んで理解したうえで練習問題に挑戦し,練習問題まで正解できたら例題マップに印(赤丸)をつけます。
 ノートの採点では,自力で解けたら赤,解説を見て直したらオレンジ,わからなかったら青というように色分けします。この色分けによって,生徒自身が自分のつまずきに気づき,例題マップで基礎の例題にさかのぼって学び直すことができます。一人ひとりが自分の課題に合わせて進められる,個別最適な学びにつながる取り組みだと考えています。

【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)03
▲ノートづくりの手引き
【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)05
▲生徒のノート例1
【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)07
▲生徒のノート例2
【使用実践】例題マップを「自分の地図」に(NEW ACTION LEGEND)09
▲生徒のノート例3

ご使用された感想や,生徒の反応などはいかがでしたか?

【生徒の反応】

 配布したときは厚さに驚いていた生徒も,例題マップに印が増えていくにつれて,自分の進み具合が目に見えることを励みに取り組んでいます。ノートづくりに取り組んでいる生徒からは,「どこを復習すればよいかがわかるようになった」という声も聞かれます。

【教員の感想】

 数学が苦手な生徒からは,「わからないところがわかりません」という言葉をよく聞きます。例題マップに印をつけていくと,自分がどこでつまずいているのかが目に見えるので,こうした言葉を減らせると感じています。
 LEGENDは,生徒一人ひとりが,自分専用の地図を持って山を登っていける参考書だと感じています。

守部先生,ありがとうございました!

※参考書『NEW ACTION LEGEND』シリーズの詳細は,こちらをご覧ください。

その他のコンテンツ