松江市新庁舎
そうたです。島根県の松江市にやって来ました。うーん、いい眺め! ルーロー、これは海? 湖かな?
海みたいに広く見えるけど、これは宍道湖という湖。塩分濃度が海水の約 \(\cfrac{1}{10}\) の汽水湖で、シジミが育つのにぴったりなんだ。
そういえば、島根県はシジミが有名だって聞いたことがあるよ! そして気持ちのいい、このテラスがあるのは何の建物だろう? 新築のにおいがする。ピッカピカだよ。
ジャーン! これが、松江の新しい市庁舎です! 外観が、すごくかっこいいんだ。さぁ、外に出て見てみよう。

へえええ、直線がシャープ! ひな壇みたいだな。
そうたさん。鋭いね! ごらんの通りの、だんだん状。その名も「だんだん庁舎」だよ。この「だんだん」はね、島根の方言で「ありがとう」という意味なんだ。
そうなんだあ。いやぁ、それにしても直線のバランスが美しいね。あ、柱や軒先を直線、テラスを面としてみると、直線や面の、いろいろな関係が見えてくるよ! この柱と柱は、2つの直線が平行だよね。

2階のテラスと3階のテラスは、2つの面が平行になってるね。

確かに! 2階のテラスと下の柱は、平面に直線が垂直に交わってるね。

でも、ちょっとわかりにくい関係もあるな。例えば、5階のテラスの軒先と3階のテラスの軒先は…?

交わらないけど、平行じゃない。同じ平面上にもない。「ねじれの位置」だよ。
「同じ平面上にない」って、どういうこと…?
よーし! こんな道具で考えてみようか。2本の棒を、等間隔のゴム紐でつないだよ。棒と棒の関係や、ゴム紐の並び方を見てみよう。


このどちらも、棒と棒は平行だね。ゴム紐は、1つの平らな面だから、棒と棒は同じ平面上にあるってことだよね。
うん、その通り! こうすると、どう?

台形になった。この場合も、ゴム紐は1つの平らな面だから、2つの棒は同じ平面上にあるといえるよね。この場合、それぞれの棒を伸ばすと交わるよね。

いい気づき! じゃあこれを、ひねると?

あれ、ゴム紐が平らな面にならないね…なるほど、2つの棒が平行でなく、伸ばしても交わらない、これが「ねじれの位置」か!
ふふふふふ、まるで金沢の鼓門みたいに、ね!
*松江市新庁舎/松江市の新庁舎。各階の市民開放テラス「だんだんテラス」は、地上から屋上まで屋外階段を使用して一筆書きでアクセスでき、だんだん形状を存分に味わうことができる。
*棒とゴムの模型作成:大野寛武
〒690-8540 島根県松江市末次町
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