今週の算数・数学フォト
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- どんなきまりかな?
はるとです。ますりんと、高知県の梼原(ゆすはら)町に来ています。不思議な建物だなぁ。真ん中の柱1本で、逆三角形の建物を支えているみたいに見える。まるで、やじろべえだね。ええと……最初は1、次は4、その次は7か。
雲の上のギャラリーという名前の建物だよ。設計したのは、隈研吾さん。国立競技場を設計したことでも有名だよね。ところで、はるとさんは何を数え始めたの?
真ん中の柱から上に向かって、枕木みたいに見えている材木の数を数えてみたんだ。3本ずつ増えているよ。下から4段目は、10本になっているはずだね。
枕木みたいな木は、刎木(はねぎ)というんだって。でも、下から4段目は、本当に10本かな? ちゃんと数えてみて?
あれ? 4段目は9本しかない。そして、5段目は12本だ。ぼくが思っていたのと、ちがうな。どうなってるの?
表をつくると、わかりやすいよ。下から9段目まで、全部をちゃんと数えてみよう。
ふえ方は、3、3、2、3、3、2、3だね。まるで、きまりがないみたいだ。いや、「3または2ずつふえる」「3ふえる方が多い」「ふえ続ける」というのが、きまりかな……?
さすがはるとさん、とてもていねいに考えたね。ここまでのはるとさんは規則性について考えてきたけど、同じ建物を図形的に見てもおもしろいよ。いくつもの直線が見えてくるんだ。
いろいろな算数の見方をすることで、世界がどんどん広がるね。梼原町には、他にも隈研吾さん設計の建物がいくつもあるから、見にいってみよう。
*雲の上のギャラリー/高知県檮原町。2010年オープン。
〒785-0621 高知県高岡郡梼原町
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