はるかです。
今日はルーローと岩手県に来ているよ。
美しい岩手山の前に並んでいるこれは……
こけしだね!
古くからのみやげもので、
いろいろな土地でさまざまなこけしが
作られているんだ。
ここ、もりおかこけしの五葉社は
「南部系」と呼ばれるこけしを
作っている工房だよ。
大きさも模様も、いろいろだね。
円の模様がついたこけしが気になるな。
きっとコンパスで描くんだね。
おおっ。大事なところに気づいたね。
実は、コンパスじゃないんだよ。
こけしは、材料の木を「ろくろ」という機械で
回転させながら削ってつくるんだけど、
この円の模様も、筆を固定したままで
こけしの方を回転させて描くんだって。
「ろくろ線」というんだ。
なるほど! 「ろくろ」だったら、
前に陶芸の体験で使ったことがある。
そのときは、茶碗を作ったんだ。
……あれ? 回転させて作るということは、
もしかして、こけしもお茶碗も回転体かな?
さすがだね、はるかさん。
どちらも、間違いなく回転体だよ。
じゃあ、回転体のこけしを上から見たら
どんな風に見えるかな?
円だよね!
回転体は、上から見ると円に見えるはず。
ほらね、やっぱり
どのこけしもきれいな円だなあ。
普段の暮らしで出会える回転体は、
他にもあるかもしれないね。
見つかると嬉しいよね。
そうそう、この工房では「こけし作り」体験のほかに
「独楽(コマ)作り」体験もできるみたいだよ。
おもちゃのコマも、まさに回転体だ。
見に行ってみようか。
*もりおかこけしの五葉社/岩手県盛岡市
〒020-0031 岩手県盛岡市北夕顔瀬町9-24
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