今週の算数・数学フォト

2021.11.08

大鍋「芋煮」は何人分?

山形県

ひろとです。山形県に来ています。
山形といえば、秋にはみんなで里芋やお肉を煮込んで食べる
「芋煮会」が、よく開かれるんだよね。
毎年9月に「日本一の芋煮会」が開かれるのもここ。
あ! ルーロー、これがうわさの日本一の鍋だね? 大きいなあ。

鍋の名前は、「三代目鍋太郎」。
直径は6.5メートルで、2018年に作られたんだって。

すごいスケールだ。
何人分くらい、作れるのかな?
普通の鍋と、どう比べたらいい?
想像もつかないな。

そういえば、芋煮会でよくレンタルされる鍋サイズに
「直径40センチで10人分」というのがあるらしいよ。
これと比較してみようか?
三代目鍋太郎の直径は640cmと考えると、計算しやすいよ。

今週の算数・数学フォト山形芋煮会

ええと、まず
鍋の直径の比は40:640=1:16
これが相似比だね。
体積比はそれぞれを3乗して1:4096 になる。
40cmの鍋は10人分だから
4096×10=40960
ええっ、4万人分より多いの?

2019年大会では、この鍋で作った芋煮を35000食分に分けたんだって。

今週の算数・数学フォト日本一の芋煮会

あれ。計算よりも少ないね。
そういえばこの「鍋太郎」、ずいぶん平べったいからな。
でもこれで、だいたいのイメージはつかめたぞ。

ここまで来たら、やっぱり実際に芋煮を食べてみなくちゃね。
来年の9月に、またみんなで来よう。
待ち遠しいね!

*2019年の大会では、里芋4t、牛肉1.4t、長ネギ5000本、コンニャク5500枚、醤油820l、日本酒162l、砂糖200kgが調理され、35000食分が提供された。 *「日本一の芋煮会」 2020、2021年は新型コロナウイルスの影響で中止。

日本一の芋煮会 〒990-0041 山形県山形市緑町4丁目14−57

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