今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2026.01.19

【4年⑬】
乗法の図解~テープ図から数直線の図へ~

「新しい算数」では、数直線の図を乗除の場面などで丁寧に扱っています。数直線は、比例関係そのものを簡潔に表現しており、演算の決定、計算の仕方を考える、積や商の見積もりなど、多くの学習場面で活用できます。
本単元は、これまでテープ図と数直線の組み合わせで示されていた乗法の図解が、初めて2本の数直線で示される単元です。

乗法の図解については、まず3年「⑩かけ算の筆算(1)」「⑰かけ算の筆算(2)」でテープ図と数直線を組み合わせた図を提示し、図の意味を理解したり、図を基に演算決定することを意図しています。テープ図の長さと数値を紐づけて示す表現から、数直線に目盛りをつけて位置で数値を示すように、徐々に抽象的になっています。

【4年⑬】乗法の図解~テープ図から数直線の図へ~01
▲新しい算数3下 p.67

本単元では、p.76でこれまでの学習を振り返る場面でテープ図と数直線を組み合わせた図を提示した後、p.77で数直線2本とテープ図を示しています。
p.78から、2本の数直線を組み合わせた、より抽象化された図になります。

【4年⑬】乗法の図解~テープ図から数直線の図へ~02
▲新しい算数4下 p.76
【4年⑬】乗法の図解~テープ図から数直線の図へ~03
【4年⑬】乗法の図解~テープ図から数直線の図へ~04

▲新しい算数4下 p.77、78

このように、前の学年で演算決定に使用していたテープ図を含む図を扱うなど、テープ図からより抽象的な数直線の図へとなだらかに移行できるような工夫をしています。
数直線の図は、本単元だけではなく、5年以降の小数や分数での乗除計算、異種や同種の割合の学習などでも活用できます。数直線の図に慣れ親しみ、表現したり解釈したりする力を伸ばすことが大切です。

また、p.140では数直線図のかき方や見方を解説していますので、児童の実態に応じてご活用ください。

下記アドレスからアクセスできる「新編 新しい算数 図解系統表」は、「新しい算数」の加減乗除の図解の取り扱いを系統表としてまとめています。こちらも合わせてご活用ください。

https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/shou/sansu/data/sansu_zukai.pdf

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