今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.10.06

【3年⑩】
既習を活用して、被乗数の範囲を広げる

3年上p.115では、これまでに学習してきた2位数\(×\)1位数の計算の仕方をもとに、3位数\(×\)1位数の計算の仕方を考えます。

この単元ではこれまで、位ごとに分けて計算すれば答えを求められることを、2位数\(×\)1位数の計算を通して繰り返し学習してきました。
みさきさんの吹き出しのように、2位数\(×\)1位数での学習を想起させ、3位数でも「同じように考えて」位ごとに分けて計算すればよい、ということを子どもたちから引き出したいですね。

【3年⑩】既習を活用して、被乗数の範囲を広げる01
【3年⑩】既習を活用して、被乗数の範囲を広げる02

▲新しい算数3上 p.115~116

また、3年上「④たし算とひき算の筆算」では、既習の2位数の加法の筆算をもとに、3位数、4位数の筆算の仕方について考えました。
その際にも、単元を通して「これまでと同じように、数のしくみを生かして位ごとに計算する」という見方・考え方を働かせています。

【3年⑩】既習を活用して、被乗数の範囲を広げる03
▲新しい算数3上 p.53

「⑩かけ算の筆算(1)」でも、「つないでいこう算数の目」では、「数のしくみに注目し、位ごとに計算する」ことを振り返り、価値づけています。
この見方・考え方は、3年下「⑰かけ算の筆算(2)」や4年上のわり算の筆算の学習にもつながっていきます。本単元の学習も、新しい内容としてだけ捉えるのではなく、既習とこれからの学習へのつながりを意識して取り組めるとよいですね。

【3年⑩】既習を活用して、被乗数の範囲を広げる04
▲新しい算数3上 p.120

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