今日の授業のひと工夫(小中学校)

小学校

2025.06.09

【4年⑤】
既習をもとにして小数の仕組みをとらえる

第5単元「小数のしくみ」の第3時では、既習の整数の仕組みや \(\dfrac{1}{10}\)の位の仕組みをもとに、小数の範囲を \(\dfrac{1}{100}\)の位、 \(\dfrac{1}{1000}\) の位まで広げたときも、同じように仕組みをとらえられることを学んでいきます。

 4上p.77では、各位どうしの10倍↔\(\dfrac{1}{10}\)、100倍↔ \(\dfrac{1}{100}\)のような関係を、視覚的・量的にとらえ、実感を伴って理解できるようにしましょう。

次のp.78では、位取りの表にまとめ、 \(\dfrac{1}{100}\)の位(小数第二位)、\(\dfrac{1}{1000}\)の位(小数第三位)の用語を学習します。名称をしっかりと覚えることも大事にするとともに、小数の範囲を拡張しても十進構造であることをしっかりと理解させましょう。

【4年⑤】既習をもとにして小数の仕組みをとらえる01
【4年⑤】既習をもとにして小数の仕組みをとらえる02

▲新しい算数4上 p.77、78 

本単元ではこの後も、整数や3年生で学習した \(\dfrac{1}{10}\)の位までの小数と同じように考えて、\(\dfrac{1}{100}\)の位や\(\dfrac{1}{1000}\)の位の小数の仕組みや計算を考える活動が繰り返し出てきます。全く新しい学習ととらえるのではなく、これまでと「同じように考えて」、見方・考え方を働かせながら、学習を進めていきましょう。

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