
今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【1年②】「順序数」の理解 ~「集合数」との違いを…

今回は1年①p.34「なんばんめ」の学習についてご紹介します。
前単元において、0~10までの範囲で、「本が4冊」「花が2本」など、集合の要素の個数を表す「集合数」を学習してきています。これに対して、本単元では「前から3人目」「左から5番目」など、順序や位置を表す「順序数」を学習します。
p.34では、動物たちの短距離走の場面を取り上げ、その順位について話し合わせ、「1番、2番、…」、「1等、2等、…」、「1位、2位、…」など、数で順位を表現できることに気づかせます。
次に、p.35では、整列をしている動物の位置を、「前から○人目」のように表します。この場面を使い、「前から3人」と「前から3人目」の違いについて考えさせ、集合数と順序数の違いを理解できるようにしましょう。
定着を図るために、p.35下段では集合数や順序数を線で囲む活動を設定しておりますが、教科書だけでは練習量が不十分な場合には、身近なものを使って練習をするとよいでしょう。
例えば、「前から、後ろから」は、ミニカーのように向きのはっきりわかるものがいくつかあれば、題材にすることができます。机などに並べて「前から4台目はパトカー」といった表現ができます。
児童の興味関心に応じた題材を用いて練習できるとよいですね。

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