今日の授業のひと工夫（小中学校）

5下p.116では、角柱の展開図の作図について学習します。

5下p.120では、増量前の基準量を求める問題を考えます。
比較量と割合から基準量を求めることは、児童にとって既習の内容ではありますが、基準量を求める問題の理解は難しく、各種の学力調査などでも課題となっているため、ていねいに扱う必要があります。

本時の問題は、問題文から数量の関係をとらえることに難しさがあります。正しく読み取るために、①の図の読み取りを通して理解を深めさせることがポイントです。
また、増量後の割合が100％であると考える児童や、基準量がわからないといった児童が出ることが予想されます。15％増量後のシャンプーの量は、もとのシャンプーの量（基準量）の115％になっていることをおさえましょう。

立式する際には、5下p.125④のしほさんの考えのように、未知数である基準量を□として、比較量を求める乗法の式に表すと、解決しやすくなることを確認するとよいですね。まとめでは、何が基準量なのかに着目して、図を使って2つの数量の関係をとらえ、問題を解決したことを価値づけましょう。