今日の授業のひと工夫(小中学校)
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- 【3年⑮】分数のたし算の数値
「新しい算数3下」p.53では、\(\dfrac{3}{10}+\dfrac{2}{10}\)という数値で初めての分数のたし算を扱っています。もちろん、和は、\(\dfrac{1}{10}\)の3こ分と2こ分なので、\(\dfrac{5}{10}\)になります。そうです、1年で学習した\(3+2\)に帰着できますね。
そして、分母が10の分数としているのは、小数に表現しなおして考えられるようにもするためです。すなわち、「新しい算数3下」p.22で扱っている\(0.3+0.2\)を想起し、関連づけやすくするためです。
\(\dfrac{3}{10}+\dfrac{2}{10}\)と\(0.3+0.2\)、一見すると異なるものを、\(3+2\)という1年生の学習をもとに統合してとらえることができます。このような気づきを引き出すために、授業の冒頭では、分数と小数の関係を振り返っておくとよいかもしれません。
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